2023年7月29日土曜日

最低賃金は、労働者の生活水準を保障するために、政府が定めた最低限の賃金です

 1月12日カンツバキの画像カンツバキ:謙譲

 最低賃金は、労働者の生活水準を保障するために、政府が定めた最低限の賃金です。しかし、現在の日本では、派遣社員やフリーランスなどの非正規雇用の労働者は、最低賃金の対象外となっています。これは、非正規雇用の労働者が正規雇用の労働者と同じ仕事をしても、同じ賃金を受け取れないという不公平な状況を生み出しています。また、非正規雇用の労働者は、安定した雇用関係や社会保障を享受できないため、貧困や不安にさらされています。このような状況を改善するためには、最低賃金を派遣社員やフリーランスにも適用することが必要です。最低賃金の適用範囲を拡大することで、非正規雇用の労働者の賃金水準や生活環境を向上させることができます。さらに、最低賃金の引き上げも同時に行うことで、経済活動や消費の活性化にもつながります。最低賃金は、労働者の権利と福祉を守るために重要な制度です。派遣社員やフリーランスなどの非正規雇用の労働者も、最低賃金の恩恵を受けることができるように、政府は早急に法改正を行うべきです。
ススキノ首なし殺人 精神疾患抱え“多重人格”の瑠奈容疑者は「無罪」の可能性 弁護士が指摘ススキノ首なし殺人 精神疾患抱え“多重人格”の瑠奈容疑者は「無罪」の可能性 弁護士が指摘
「クビ切り殺人」を計画した一家3人は、どれだけの罪に問われるのか――。
 札幌・ススキノのラブホテルの一室で男性会社員(62)のクビなし遺体が見つかり、職業不詳の田村瑠奈(29)、父親で精神科医の修(59)、母親でパート勤務の浩子(60)ら3容疑者が逮捕された事件。調べに対し、浩子容疑者は「娘が男性から暴行され、トラブルになった。それを知り、(夫が)娘と一緒に事件を起こした」と供述している。
 瑠奈容疑者と修容疑者は事件の数日前、自宅近くのディスカウントストアで、切断に使ったとみられるのこぎりと、遺体を運ぶスーツケースを購入。浩子容疑者も事前に殺害計画を知っていたとみられ、事件から約3週間、被害者の生首を一家が暮らす自宅に隠していたことから、3人は同じ死体損壊・領得・遺棄容疑で逮捕された。
 瑠奈容疑者は幼少期から精神疾患を抱え、逮捕された際、「自分の中には別の何人もの人格がある。その中の一人がやった」と話している。29年間、溺愛し、父として、また医師として寄り添ってきた精神科医の父親が、公判で愛娘を守ることも考えられる。山口宏弁護士がこう言う。
「娘のことを一番よく知っているとはいえ、裁判所は学会の中でも中立な立場で、専門家の間でも信頼のおける鑑定人を独自で選任します。ですから父親の証言が有利に働くことはありません。ただ、鑑定人も初めて診察するわけですから、父親の過去の診断書を参考にすることは考えられる。責任能力がないと判断されれば、罪に問われない可能性もあります」
 令和3年(2021年)版の「犯罪白書」によると、20年に心神喪失を理由に無罪判決が言い渡されたのは5件で、うち3件が殺人だった。
 修容疑者は精神保健福祉士の国家試験対策教材に、講師として出演。社会活動にも熱心に取り組み、地元メディアでも度々、取り上げられ、「彼が医師免許を失うことになれば、社会の損失だ」と取材に答えた同僚もいたほど。仲間から同情論が巻き起こってもおかしくない。
 死体損壊罪は3年以下の懲役で、執行猶予が付く可能性もある。
「母親は直接事件に関わったわけではなく、『話は聞いていたが、怖くて家にいました』と言ったら、不起訴もあり得ます。父親に関しては、供述次第でしょう。娘と一緒にのこぎりを購入したとはいえ、『精神科医として無理やり行動を制限すると、症状が悪化する』『治療の一環として購入を手伝い、現場まで連れていった』『まさか実行するとは思わなかった』『父親としてではなく、医師として患者と相対した』と主張するかもしれません。男性に暴行されたのが事実だとすれば、被害者にも落ち度があったということになります。減刑を求める声が上がり、執行猶予が付くかもしれません」(山口弁護士)
 瑠奈容疑者の祖父はテレビ局の取材に「(孫は)自分の意思に合わなかったら拒否する方だ。医者である修容疑者も、なるべくできるように『これはどうだ?』って働きかけはするんだけども、娘が『行かん』って言ったら、それは行かんでしょう。息子も奥さんも(孫を)頭から怒ることは一切ない」と語っていた。 両親は娘のために、人生を棒に振るつもりだったのか。

2023年7月28日金曜日

クマは同じ場所に何度も舞い戻る!国内最多死者数「三毛別ヒグマ襲撃事件」から恐るべき習性を学ぶ

 クマは同じ場所に何度も舞い戻る!国内最多死者数「三毛別ヒグマ襲撃事件」から恐るべき習性を学ぶ

 夏になり、各地で出没情報が頻繁に聞かれるようになってきたクマ。今年も、北海道で釣り客が襲われ、命を落としたという事件がすでに起きている。クマの被害に遭わないためには、クマの特性を知ることが一番。『日本クマ事件簿』からその特性が伝わってくる、過去に起きた凄惨な事件を紹介したい。 【写真】「腹を破らんでくれ!」「のど喰って殺して!」凄惨さを伝える看板 * * * * * * * ◆国内最多の死者数!三毛別ヒグマ襲撃事件 クマによる人身事故で国内最多の死者数を出した、三大悲劇の一つともいわれる事件が、1915(大正4)年12月に北海道苫前村の山深い地で起きた「三毛別ヒグマ襲撃事件」だ。 史上最悪と呼ばれた本事件は、12月9日午前10~11時の間(新聞報道では、午後7時頃)に第一の惨事が発生。 当時の天候は晴れていたが、70cmの雪が積もっていた。厳しい冬がすでに訪れ、ヒグマはこの時期を前後して冬ごもりを始める。 そんな状況下、三毛別山の西およそ2.5km地点、ルペシュペナイ川右岸に暮らすA(42歳)家に突然の悲劇が襲う。 当時の開拓民の小屋は、ほぼすべてが同様だったようだが、馬小屋のような掘っ建て小屋であったというA宅に、1頭のヒグマが侵入して来た。オスの成獣であった。 乱入したヒグマは次々と住人を襲った。被害に遭ったのは、在宅していたAの内縁の妻であるB(34歳)と養子のC(6歳)。この2人がヒグマに襲われ、殺害される。さらにヒグマはBの遺体にかぶりつき、そのまま持ち去って行った。
 ◆クマは獲物があるうちは付近から離れない 翌日、村の男たちがA宅の裏山でBの遺体を発見し収容、A家にて通夜が行われる。 村民はヒグマに怯え、女衆や子どもたちは比較的家が広く、地理的に安全と思われた近隣のD宅に避難していた。 そのため通夜に集まったのは、A家で養子として暮らしていたCの父であるa夫妻のほか、村の男衆、合計9人というわずかな人々であった。これには、もう一つの理由があった。 クマは獲物があるうちは付近から離れない。 開拓民は小さい頃からそう聞かされていたからである。できればA家には近づきたくない、そう思い恐れる者がほとんどだった。 そして恐れていたことが現実になってしまう。
 三毛別ヒグマ襲撃事件とは、1915年(大正4年)12月に北海道苫前郡苫前村(現在の苫前町)三毛別(現在の三渓)六線沢で発生した、日本史上最悪の熊害事件である。この事件では、体重340kg、体長2.7mのエゾヒグマが開拓民の家を襲い、7人を殺害し、3人を負傷させた。ヒグマは6日間にわたって人間を襲い続けたが、最終的に猟師の山本兵吉によって射殺された。
 事件の背景としては、当時の三毛別は開拓地であり、人間とヒグマの生息域が重なっていたことが挙げられる。また、1915年は天候不順でヒグマの餌が不足しており、冬眠に入る前に飢えたヒグマが人間に襲いかかったと考えられている。事件の経過は以下の通りである。
- 12月9日:太田三郎家にヒグマが侵入し、内縁の妻と養子を殺害する。
- 12月10日:太田三郎家で通夜を行っていた人々が再びヒグマに襲われる。その後、明景安太郎家にもヒグマが侵入し、5人を殺害し、3人を負傷させる。
- 12月11日:六線沢集落の住民が三毛別分教場に避難する。
- 12月12日:北海道庁警察部から菅貢分署長が討伐隊を率いて到着する。明景安太郎家に残された遺体を餌にしてヒグマをおびき寄せる作戦を実行するが失敗する。
- 12月13日:歩兵第28連隊から将兵30名が出動する。六線沢集落の8戸がヒグマに荒らされる。氷橋で警備中の一人がヒグマを発見し発砲するが逃げられる。
- 12月14日:猟師の山本兵吉が単独で山中に入り、ヒグマを発見し射殺する。
 この事件は当時大きな話題となり、新聞や雑誌で報道された。また、後に小説や映画などの題材としても取り上げられた。事件現場には記念碑や資料館などが建てられており、今でも多くの人々が訪れている。
 : [三毛別羆事件 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6)
 : [「腹破らんでくれ!」「のど喰って殺して!」史上最悪の獣害“三毛別羆事件”現場復元地を訪れると… | 文春オンライン](https://bunshun.jp/articles/-/44290)
 : [100年前に苫前町で起きた史上最悪の悲劇「三毛別羆事件復元現地」を訪ねてみた | 北海道ファンマガジン](https://hokkaidofan.com/sankebetsu/)
 : [怖すぎる!日本・世界で起きた熊による9つの死亡事件 | まとめエターナルカレッジ](https://matome.eternalcollegest.com/post-2147532970297163101)

最低賃金引き上げ 労使の隔たり埋まらず 28日改めて会議へ

 最低賃金引き上げ 労使の隔たり埋まらず 28日改めて会議へ 厚生労働省

今年度の最低賃金の引き上げについて26日、厚生労働省の審議会で大詰めの議論が行われましたが、引き上げ額をめぐって労使の隔たりが埋まらず、28日に改めて会議を開いてとりまとめを目指すことになりました。最低賃金は企業が労働者に最低限、支払わなければならない賃金で、都道府県ごとに金額が決められ、現在、全国平均は時給961円です。今年度の引き上げの目安について厚生労働省の審議会で26日、労使の代表などによる大詰めの議論がおよそ9時間にわたって行われましたが、意見はまとまりませんでした。厚生労働省によりますと引き上げ額について、労働者側が物価高を背景に大幅な引き上げ額を示す一方、企業側は中小企業の賃金の支払能力などを根拠に慎重な額を示していて、双方の隔たりは埋まっていないということです。厚生労働省は28日、改めて審議会を開き、とりまとめを目指すことになりました。最低賃金をめぐっては政府がことし中に全国平均1000円を達成することに言及していて、そのためには過去最大となった昨年度を上回る39円以上の引き上げが必要になります。大幅な賃上げが行われたことしの春闘の流れを引き継ぎ、初めて時給1000円を超える引き上げの目安でとりまとめることができるか注目されます。
 最低賃金制度とは
 最低賃金制度とは、労働者の生活水準を保障し、不当な賃金競争を防止するために、国や地域ごとに定められた最低限の賃金のことです。最低賃金は、法律で定められた基準に基づいて、最低賃金審議会が勧告し、厚生労働大臣が告示することで決まります。最低賃金は、時間給や日給などの形で支払われる賃金に適用されますが、残業代や交通費などの手当は含まれません。最低賃金に達しない場合は、違反となり、罰則があります。最低賃金制度の目的は、労働者の生活を守るだけでなく、経済の発展や社会の安定にも寄与することです。最低賃金の引き上げは、消費や投資を促進し、景気を回復させる効果が期待されます。また、最低賃金制度は、男女や年齢などによる差別を防ぎ、公正な雇用関係を築くことにも貢献します。